ロサンゼルス発——サンタモニカ・ピアでは、昨年に続いてボクシングイベントが開催される。8月16日、ジュニアミドル級コンテンダーのブランドン・アダムスが「バタフライ・ブロウル」のメインイベントを務める。このチャリティイベントは、Fightbookの主催で行われる。
Fightbookは、選手が注目を集めやすくするために立ち上げられた新しいソーシャルメディア・ネットワークで、ファンやマッチメーカー、プロモーターなど業界関係者が無料でつながれるプラットフォームだ。
このFightbookは、Wise Owl Boxingの代表であるマーク・ハビビが立ち上げたもので、彼が従妹のヤッシー・ホセイニ(2016年、39歳で乳がんにより逝去)を偲んで7年前に始めたのが「バタフライ・ブロウル」だ。
今年の「バタフライ・ブロウル」の収益は、アメリカがん協会およびサンタモニカ警察アクティビティリーグに寄付される予定。
「このイベントは私にとって本当に特別な意味を持っています」とハビビは『ザ・リング』誌に語った。「最初はヤッシーを偲ぶ一度限りのイベントとして始めましたが、ここまで発展してくれたのは感慨深いです。がんは誰にとっても身近な問題です。ヤッシーのため、そして闘病中のすべての人のために続けています。」
当日の興行には、ジュニアウェルター級の強打者ディアンジェロ・エバンス(14勝無敗13KO)、2020年東京五輪出場のメキシコ代表ブリアンダ・クルス(2勝無敗)、ジュニアミドル級の実力者ブラッド・パニン(21勝2敗13KO)らも登場予定。また、サンタモニカ警察と消防のメンバーによるアマチュアマッチも組まれる。
プロモーターはBash Boxingで、試合以外にも様々な催しが行われる。ビースティ・ボーイズのMix Master Mikeがライブパフォーマンスを披露予定で、過去にはブラック・アイド・ピーズ、スヌープ・ドッグ、トゥー・ショート、アンダーソン・パーク、ジャーメイン・デュプリらが出演してきた。
南カリフォルニア出身の
アダムス(25勝4敗16KO)は、2021年3月にウクライナの
セルヒー・ボハチュク(26勝2敗24KO)をノックアウトした実績があり、昨年11月にはOTXジュニアミドル級トーナメント決勝でアンドレアス・カツラキスに惜しくもスプリット判定で敗れている。
サンタモニカ・ピアは年間約800万人が訪れる南カリフォルニアを代表する観光地で、昨年はリヤド・シーズンがテレンス・クロフォード対イスラエル・マドリモフの試合週に合わせて3試合の興行を開催した。
Manouk Akopyanは『ザ・リング』誌の主任ライター。X(旧Twitter)およびInstagramで @ManoukAkopyan をフォロー。
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