ボクシング界の伝説、
トーマス・ハーンズが新たな「闘い」に挑んでいる――それはリハビリだ。
66歳のハーンズは今週、自身が股関節置換手術を受けたことを明かし、インスタグラムには回復の様子を記録した動画も投稿した。
「ご存知の方もいると思いますが、最近は健康面での取り組みを続けていました」とハーンズは記した。「一番大きな問題は、骨が骨に直接重なる股関節の痛みでした。ついに人工関節に置き換える手術を受け、今は正しく回復するためのリハビリに取り組んでいます。自宅に戻り、本格的な理学療法をスタートさせました。」
「温かい言葉や愛、そしてサポートをありがとう。本当に励みになっています。もうすぐまたジムに戻って、キレのあるジャブと右ストレートを打ち込んでみせますよ!」
“ヒットマン”あるいは“モーター・シティ・コブラ”の異名を持つトーマス・ハーンズは、ウェルター級(147ポンド)からライトヘビー級(175ポンド)まで、実に5階級で世界王者となった伝説的ボクサー。2006年に引退し、戦績は61勝5敗1分(48KO)を誇る。
ハーンズは『ザ・リング』誌の年間最優秀選手に1980年と1984年の2度選ばれ、シュガー・レイ・レナード、マーベラス・マーヴィン・ハグラー、ロベルト・デュランらとの名勝負でも知られる。
2012年には国際ボクシング名誉の殿堂入りを果たしている。
Manouk Akopyanは『ザ・リング』誌の主任ライター。X(旧Twitter)およびInstagramでは @ManoukAkopyan をフォロー。