ひとりのボクシング界のレジェンドが、もうひとりのレジェンドを後押ししている。
元ミドル級・ライトヘビー級王者の
バーナード・ホプキンスは、49歳という史上最高齢で世界王座を獲得した記録を持つ男だ。
2014年4月にはベイブト・シュメノフにスプリット判定勝ちを収め、自身の記録をさらに更新するなど、40代でもトップレベルで活躍してきた。
そして今回、ボクシング史上唯一の8階級制覇王者である
マニー・パッキャオが、約4年の引退期間を経て46歳でリング復帰を果たし、7月19日にラスベガスのMGMグランドでWBCウェルター級王者
マリオ・バリオスに挑戦する。
5/2(+250)の番狂わせ候補と見られているパッキャオだが、もし勝利すれば、ホプキンスに次ぐ史上2番目の高齢世界王者となる。そんな偉業を目指すパッキャオに対し、ホプキンス本人が勝利の期待を寄せている。
「マニーを応援しているよ。なぜなら、もし誰かがやってのけるとしたら、それは彼だからだ」とホプキンスは『ザ・リング』に語った。「バリオスはB+レベルの選手だと思う。もちろん(パッキャオには)走行距離もあるし、政治的な責任も精神的に背負っている。でも彼にはスピードがあり、番狂わせを起こすだけの経験がある。」
「実を言えば、マニーは判定で勝つことも可能だと思う。KOはないだろうがね。」
パッキャオ対バリオス戦とアンダーカードの試合は、来週土曜日の午後8時(米東部時間)/午前1時(グリニッジ標準時)からAmazon Primeで配信される予定。
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