ベン・ウィッタカーは本日、新トレーナーのアンディ・リーと共にキャンプを開始した。
27歳のウィッタカーは、昨年10月12日にリヤドで行われたリアム・キャメロンとの試合以来、リングに上がっていない。この試合は物議を醸すテクニカルドローに終わり、第6ラウンドで両者がトップロープを越えて転倒するという異例の結末を迎えた。
ウィッタカーとキャメロンは、その後、注目の再戦に合意。試合は4月20日、バーミンガムのBPパルス・アリーナで開催されるボクサー(Boxxer)興行のメインイベントとして行われる予定だ。
"ザ・サージョン"ことウィッタカーは、リアム・キャメロンとの因縁に決着をつけるべく、新たなトレーナーを求めて環境を一新。そして月曜日、新コーチのアンディ・リーのもとでキャンプを開始するため、ダブリンに到着。バリーブラック・ボクシングクラブでの初日を迎えた。
ウェスト・ブロムウィッチ出身のウィッタカーは、プロキャリアをシュガー・ヒル・スチュワードの指導のもとでスタートさせたが、その関係は昨年終了。その後は、アマチュア時代の元コーチであるジョビー・クレイトンと共にトレーニングを続けていた。
しかし今回、ウィッタカーは次のキャリアのステップとして、スチュワードと同じくクロンク・ジム出身のアンディ・リーとタッグを組むことを決断した。リーはボクシング界で最も尊敬されるトレーナーの一人であり、現在最も多忙なコーチの一人でもある。最近では、ジョセフ・パーカーがマルティン・バコレをKOした試合、そして翌週のパディ・ドノバンの反則負けとなった試合で、それぞれセコンドを務めた。
現在、リーはすぐにジムへ戻り、ウィッタカー(8勝0敗1分、5KO)と共にトレーニングを開始。昨年キャメロン戦で足踏みを強いられたウィッタカーのキャリアを再び加速させ、階級のトップ戦線へと押し上げるべく意気込んでいる。
ウィッタカーはこう語った。
「これまでは心地よく、アマチュア時代のコーチ(クレイトン)のもとで自宅にいるような感覚だった。でも今は、自分の快適な環境から一歩踏み出す必要がある。今の自分はまさにその状況にいるんだ。」
「新しい声、新しい耳、新しい目――そういうものが本当に大事なんだ。これまでとは違った視点で指摘してくれる人、他の人が気づかなかったことを見抜いてくれる人が必要なんだ。」
「できるなら上達したいし、成長したい。そのためにやるべきことがある。」