ライトヘビー級スター、
ベン・ウィッテカーの自宅が、土曜夜バーミンガムでベンヤミン・ガヴァジをKOしている最中に空き巣被害に遭っていたことが分かった。
さらに、2024年6月にエズラ・アレニエカを10回判定で下して獲得した IBFインターナショナル王座ベルトまでも盗まれた と明かした。
ウィッテカー(10勝0敗1分、7KO)はインスタグラムに短い動画を投稿し、泥棒が侵入したと見られるキッチンの窓を映しながら、犯人特定につながる情報提供者には報酬を支払うと約束した。
「これがこのスポーツのハイとローだ」と、ウェンズベリー(ウェスト・ミッドランズ)の自宅キッチンから語るウィッテカー。
「試合から帰ってきたら、家が空き巣に入られていた。」
28歳のウィッテカーは、マッチルーム初戦となったガヴァジ戦でわずか初回でダウンを奪ってストップし、危なげない内容を見せていた。
空き巣が、ウィッテカーが土曜夜に不在であることを知って家を狙ったのかどうかは不明だ。今回の件は、サッカー選手がアウェー戦に出ている間に自宅が狙われる──という近年の傾向とも重なる。
ウィッテカーはこう続ける。
「ウェンズベリーのみんな、犯人を見つけてくれたらデカい報酬を出す。教えてくれ。
IBFのベルトまで盗って行った。あれをどうするつもりなんだ? 何かあったらDMしてくれ、報酬は本当に大きい。よろしく。」
これは、マッチルームとの新契約後初戦で華々しい勝利を飾ったウィッテカーにとって、夜を締めくくるにはあまりに残念な出来事となった。
彼は4月以来リングから遠ざかっていたが、そのときはリアム・キャメロンを2ラウンドでストップし、それがボクサー(Boxxer)所属としての最後の試合となった。
マッチルーム代表エディ・ハーンは『ザ・リング』に対し、ウィッテカーの次戦は2月に予定されており、その日は米国デビューになる見込みだと語っている。
順調に進めば、“ザ・サージャン”ことウィッテカーは夏に再びイングランドへ戻り、再びメインイベントを務めると見られている。
ハーンはこう語る。
「英国のDAZNは、ベンをこっちに留めたいという強いプレッシャーをかけてくるだろう。彼は数字を大きく動かす存在だからね。でも同時に、彼の“育成プラン”にも彼らが納得しなければならない。
アメリカでは彼はかなり上手くいくと思う。すでにSNSでも大きなフォロワーを持っているし、向こうのファンは彼のスタイルやショーマンシップを絶対気に入るだろう。
アメリカ人の相手と戦うのも理にかなっているし、その相手が誰になるかはこれから見ていくことになる。
彼は“スターになりつつある存在”だ。だからこそ、段階的にレベルを上げていって、みんなの興味を引き続け、なおかつリスクを冒す前にリングでの実戦時間と経験を積ませないといけない。」