マッチルーム・ボクシングは、ライトヘビー級の有望株
ベン・ウィッテカーと長期契約を結んだと月曜日に発表した。
ウィッテカー(9勝0敗1分、6KO)は、イギリス・ウェストミッドランズ出身の28歳で、2020年東京オリンピックの銀メダリスト。2022年にプロデビューして以来、これまでボクサー社と契約していた。
「今の自分はキャリアの中で、正しいプラットフォームを選び、正しい試合に挑むべき段階にいる。だからこの移籍は理にかなっていた」とウィッテカーは声明で述べた。「家族もずっと、僕がここ(マッチルーム)に来たがっていたことを知っていた。タイミングを見極める必要があったが、今がその時だ。ここにいるチームは皆プロフェッショナルで、本当に始めるのが待ちきれない。」
ウィッテカーは、華やかで派手なスタイルを持つファイターであり、世界クラスの才能にショーマンシップとリング上での魔術のような巧みさを融合させることで知られている。この独自の組み合わせによって、彼のキャリア初期からSNS上で何度もバイラル(拡散的)な話題を生み出してきた。
ウィッテカーの直近2試合はいずれもリアム・キャメロンとの対戦だった。昨年10月、両者がリング外に転落するというアクシデントの末、6ラウンドのテクニカル・ドローに終わった。その際ウィッテカーは負傷し、試合続行が不可能となった。しかし“ザ・サージョン(外科医)”の異名を持つウィッテカーは、
4月の再戦でキャメロンを徹底的に攻略し、圧倒的な勝利を収めた。
「これまでに10試合しかしていないが、その中でいくつかの浮き沈みもあった」とウィッテカーは語る。「それでも、これまでの経験が今後のキャリアにおいて大きな糧になると思っている。エディ・ハーン、フランク・スミス、そしてマッチルーム・ボクシングと共に歩むことで、僕はさらに広く知られる存在になり、いつか世界チャンピオンになると信じている。」
ウィッテカーは現在、WBCで9位、IBFで13位にランクされているが、『The Ring』誌のライトヘビー級ランキングではトップ10圏外に位置している。彼を指導しているのは、元ミドル級王者で名トレーナーのアンディ・リーである。
「IBFとWBCの両方で良いランキングを得ていることもあり、マッチルームと契約したいと思った理由の一つだ。彼らならベルト獲得までの道のりを正しいタイミングで導いてくれると信じている。それが僕がここにいる理由だ」とウィッテカーは語った。
ハーンは、ウィッテカーの知名度とキャリアを新たな次元へと押し上げる準備ができていると語る。
「彼は本当に驚異的な選手だ」とハーンは言う。「これは今のボクシング界で最も重要な契約だ。ベン・ウィッテカーは世代を代表する才能であり、我々は彼のキャリアをまったく新しいレベルへと引き上げる準備ができている。
この長期契約は、ベンを世界的スーパースターへと押し上げ、家庭名としての地位を確立し、将来的な世界タイトル獲得への道を切り開くものになる。彼はナンバーワンになる。世界は彼の足元にあり、私はこの素晴らしい若者をプロモートできることに胸が高鳴っている。」
この契約に関する詳細を説明するため、10月17日にロンドンで記者会見が予定されている。
Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』の主任記者である。
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