マーティン・バコレは、5月3日にリヤドで行われるカネロ対スクールのアンダーカードでエフェ・アジャグバと対戦することが決定している。これは、バコレのプロモーターであるベン・シャロームが明らかにしたものである。
バコレは、2月22日に開催された「ザ・ラスト・クレッシェンド」興行で、アルツール・ベテルビエフに勝利したドミトリー・ビボルがメインを務める中、ジョセフ・パーカーとの試合に急遽出場した。しかし、コンゴ民主共和国出身のバコレにとって、その試合は厳しいものとなった。
コンディションの整ったパーカーは、第二ラウンド2分17秒でバコレをKOし、世界タイトル挑戦へまた一歩近づいた。
この敗北により、バコレはアジャグバとの試合に勝利すればダニエル・デュボアのIBFヘビー級タイトルへの挑戦権を得られるはずだったが、KO負けの影響でその機会を失った。
しかし、Boxxerの代表であるシャロームは、バコレ対アジャグバの試合は引き続き実現すると明言し、ナイジェリア出身のハードパンチャー、アジャグバとのオール・アフリカン対決が5月3日にリヤドで行われる予定であることを発表した。
サウル・カネロ・アルバレスとウィリアム・スクールは、リヤド・シーズンの「ザ・ヴェニュー」でスーパーミドル級の四団体統一戦を行う予定であり、バコレ対アジャグバはそのアンダーカードの一部となる見込みである。
「この試合はカネロのアンダーカードで行われる」とシャロームは『ザ・リング・マガジン』のルイス・ハートに語った。「この方が全てにおいて良い選択だ。アジャグバとの試合が計画されている。重要なのは、マーティンをアクティブにし、今回はしっかりとキャンプを組ませることだ。それが我々のプランである」。
「マーティン・バコレにとって最も大きな課題は、世間に彼の存在を認知させることだった。しかし、それは達成されたと思う。これから本格的なキャンプに入り、彼の実力がどれほどのものか見ていきたい。
私にとって、彼は今もヘビー級で最も危険なボクサーであり、今後18ヶ月以内に世界チャンピオンになると確信している」とシャロームは締めくくった。