バフラム・ムルタザリエフは次戦の行方を早期に決着させたいと望んでいたが、もう少し待たなければならないようだ。
「ザ・リング・マガジン」の取材によると、IBF世界ジュニアミドル級王者ムルタザリエフと同級3位
ジョシュ・ケリーの間で予定されていた入札は、10月28日まで延期されたという。入札は当初、きょう後半にビデオ会議形式で行われる予定だった。ジョシュ・ケリー(17勝1敗1分、9KO)が来週提示される条件を受け入れた場合、彼はIBFランキングの最上位挑戦者ではないため、入札総額のわずか15%しか取り分が得られない見込みだ。現在、同級の1位と2位の座は空位となっている。
ムルタザリエフのマネージャーであり、プロモーション会社メイン・イベント社のCEOを務めるキャシー・ドゥーバは、この対戦の資金確保に奔走しており、自身の王者がリングに復帰することを強く望んでいる。
ムルタザリエフは当初、元IBF同級1位のエリクソン・ルビンとの対戦になると考えていた。だが、ルビン(30歳)はこの試合を辞退し、その後、
より高額な報酬が提示されたヴァージル・オルティス・ジュニアとの試合を受け入れた。この試合は11月8日、テキサス州フォートワースのディッキーズ・アリーナで開催され、
DAZNでライブ配信される予定だ。
ムルタザリエフ(23勝0敗、17KO)は約1年前、
ティム・チューを3回TKOで下し、キャリア最大の勝利を挙げて王座を獲得した。
一方、アダム・ブースにマネージメントされているジョシュ・ケリーは、2021年にデビッド・アバネシアンにKO負けを喫して以来、7連勝を飾っている。