高く評価されているフランスのスーパーウェルター級ボクサー、
バカリ・サマケが、10月25日に
アレハンドロ・オルティスとの一戦でリングに戻る。
両者はフランス・ルヴァロワ=ペレにあるマルセル・セルダン・スポーツ宮殿で、ミドル級契約のノンタイトル戦(10ラウンド戦)を行う予定である。
「次の試合は、WBC世界タイトル挑戦者決定戦に向けた準備の機会だ」とサマケは
『ザ・リング・マガジン』に語った。「自分が世界タイトルを争う準備ができていることを証明する場になる。」
「ここ数カ月、私のチームは私と対戦してくれる選手を見つけるのに非常に苦労してきた。キャリアの次のステップに進む必要がある。」
サマケは、今年4月にローク・ナップを下したキャリア最高の勝利を経て、この試合に臨む。その夜、フランスの新星サマケは、同国のラッパー・ガゾと共に、パリのラ・デファンス・アリーナで約4万人の観衆の前で主役を務めた。
サマケ(17勝0敗、9KO)は2021年、17歳でプロデビュー。キャリア初期を順調に進めた後、現在22歳となり、アーメド・エル・ムサウイ(10回判定勝ち)、フリオ・アラモス(10回判定勝ち)、ウェイド・ライアン(7回TKO勝ち)、そして直近ではナップ(8回KO勝ち)などを相手に印象的な勝利を挙げてきた。
対するオルティス(25勝0敗、24KO)はプロ6年目のボクサーで、全ての試合を母国ベネズエラで戦ってきた。華々しい戦績を誇るが、24歳の彼はこれまでサマケほどの実力を持つ選手と対戦したことがなく、今回は大きな試練となる。なお、今年に入って3試合に勝利しているが、いずれも相手のレベルは限定的であった。
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