ラスベガス発――WBOフライ級王者
アンソニー・オラスクアガが、まさに
狙い通りの鮮烈な勝利を飾った。木曜夜、フアン・カルロス・カマーチョをわずか2回でストップしたのだ。
オラスクアガ(10勝1敗7KO)は、2回に入るとカマーチョ(19勝2敗8KO)を徹底的に圧倒。強打を浴びせてリング上を追い回し、一方的な展開に持ち込んだ。
防御不能となったカマーチョがロープにもたれ重打を受け続ける姿を見て、レフェリーのハーヴェイ・ドックは2分36秒で試合をストップ。オラスクアガの猛攻が試合を終わらせた。
この一戦は、フォンテーヌブローのブローライブ・シアターで行われた『ザ・リング』新シリーズ「ジ・アンダードッグ」のデビュー興行のメインイベントを飾った。
「声をかけてもらえてうれしい。準備はできていた」と語ったのは、ロサンゼルス出身26歳のアンソニー・オラスクアガだ。「右を当ててダメージを与えたのがわかった。そこからアッパー、連打につなげて仕留めた」。
この勝利は、昨年日本で奪取した王座「ラ・プリンセサ」の3度目の防衛戦であり、アメリカでのキャリアわずか5戦目となった。
「統一戦をやりたい。飢えている」とオラスクアガは強調する。「『ベルトなんて関係ない』と言う人もいるけど、ベルトは大事だ。今夜それを証明した」。
Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』の主任記者である。 X (旧Twitter)およびInstagramでは@ManoukAkopyanで連絡可能。