アンソニー・ジョシュアは、上半身の謎の負傷により、完全なトレーニングキャンプへの復帰が8週間後になる見込みだ。彼は夏が終わる前のリング復帰を目指している。
ジョシュアが最後にリングに上がったのは昨年9月、ウェンブリー・スタジアムでのダニエル・デュボア戦だった。5回TKO負けを喫し、戦績は28勝4敗(25KOとなった。
彼は以前から、タイソン・フューリーとの長年待ち望まれた「バトル・オブ・ブリテン」を実現するために復帰を望んでいると公言していた。しかし、フューリーは数日前に突如として引退を発表。そのため、ジョシュアの次戦は不透明な状況になっている。
今月初めに『リング・マガジン』が報じたように、ジョシュアの長年のプロモーターであるエディ・ハーンは、「AJが再びリングに立つのは、フューリーの復帰戦か、IBF王者デュボアとのリベンジマッチ以外あり得ない」と語っている。
しかし、ハーンは現在ジョシュアが負傷のため、フルトレーニングができないことを明かした。ケガが回復次第、9月に試合が組まれる可能性がある。
負傷の詳細について尋ねられると、エディ・ハーンはこう答えた。
「上半身だ。それだけ言っておく。」
「大したケガではないが、彼はトレーニングに戻りつつあるものの、まだ本格的なキャンプには入れない。
パンチをしっかり打てるようになるまであと8週間ほどかかる。つまり、4月から5月頃に本格的なキャンプを開始できる見込みで、試合は夏の終わり頃になりそうだ。」
ジョシュアは、2022年8月のオレクサンドル・ウシクとの再戦で敗れて以来、4連勝を飾っていた。その中で3試合連続でKO勝ちを収め、かつての輝きを取り戻したかに見えた。しかし、ダニエル・デュボア戦では4度のダウンを喫し、衝撃的な敗北を喫した。