ブルース・キャリントンはすべてを正しく進めてきた。
しかし、そのどれもが、彼が当然だと信じる見返りにはつながっていない。
キャリア自体は比較的短いものの、ブルックリン出身のキャリントン(17勝0敗、9KO)は、トップランクが目の前に置いた誰であれ打ち倒してきた。ランキングを上げるにつれ、キャリントンはフェザー級(126ポンド)の王者たちに対し、繰り返し対戦を要求してきたのである。
アンヘロ・レオは、キャリントンの豪胆な挑発を耳にしており、高評価を受ける28歳との対戦自体には何の抵抗もない。だが、レオ(26勝1敗、12KO)が彼と拳を交える前に、IBFフェザー級王者として一つだけ求めることがある。
「彼がベルトを手にしたらね」とレオはTru School SportsのYouTubeチャンネルで語った。
形式上、キャリントンは今すでに一本持っている。約1か月前の7月26日、ニューヨークのザ・シアター・アット・マディソン・スクエア・ガーデンで、ナミビアの
マテウス・ヘイタ(14勝1敗、9KO)に大差の判定勝ちを収め、WBC暫定王座を腰に巻いたのである。
誇るべき一本ではあるが、レオにとって重視するベルトではない。レオが追うのはビッグネームと主要タイトルである。残念ながら、キャリントンは現状その条件に当てはまっていない。
彼が条件を満たすまでは、『The Ring』誌のフェザー級ランキング2位であるレオは、さらなるベルトを求めて狩りを続ける。現時点でこの階級の王者たちを交渉の席に引きずり出すことはできていないが、やがて彼らが列をなして対戦を望むようになるとレオは信じている。
とはいえ、キャリントンが完全に蚊帳の外というわけではない。彼が携えるWBCのセカンダリー・タイトルには一定の重みがあるからだ。このベルトにより、彼は正規王者
スティーブン・フルトンへの次期挑戦者と目されている。
もしフルトンがフェザー級王座防衛に戻るなら、いずれキャリントンと対戦しなければならない。そうでない場合、キャリントンはWBCによって正規王者へと昇格されるだろう。戦って正規王座を勝ち取るにせよ、繰り上げで与えられるにせよ、レオは即座に統一戦を望むはずである。
「彼はかなり近いところまで来ている」とレオは語った。