アンディ・リーは、新人プロのジム・ドノヴァンに対し、9月13日にベルファストでプロキャリアをスタートさせるにあたり、従兄のパディを手本にするよう促した。
20歳のドノヴァンは、アマチュアとしてヨーロッパ・ユースおよびスクールボーイのタイトルを獲得しており、リーの指導の下でプロ転向を決断した。これにより、より名の知れた従兄パディとともにダブリンで練習を積んでいる。かつてWBO世界ミドル級王座を戴冠した同トレーナーは、現在
パディとジムのドノヴァン兄弟(従兄弟)に加え、
ジョセフ・パーカー、
ベン・ウィテカー、
ハムザ・シェラーズという5人の選手を受け持つことになった。
「ファンタスティック・ファイブだ」とリーは笑いながら語った。
リーは、ジムがジム(練習場)で見せているパフォーマンスから、才能が一家に流れていると確信しているが、鍵となるのは従兄に匹敵する「取り組み」も示すことだと語る。
「私はここ数年ジムを指導してきたが、彼は非常に才能に恵まれたワクワクさせる有望株である」とリーは『ザ・リング・マガジン』誌に語った。「彼はパディのアンダーカードでデビューする。物事を始動するには素晴らしい舞台だ。彼がどこまで行けるかは分からないが、それは本当に彼次第である。」
「彼とは長い付き合いがあるので、個人的な思い入れもある。私が次にプロとして指導するのが彼であり、ドノヴァン一家にとって新たなエキサイティングな旅の始まりである。パディ同様、彼はサウスポーでパンチャーだし、世界のあらゆる才能を備えている。ここから我々がどこまで連れていけるか見ていこう。」
パディ(26歳)は、2019年にリーの下でプロ入りしてから6年で14勝1敗(11KO)の戦績を積み上げた。二人は今、初の世界タイトル獲得を目前にしており、トレーナーはそれをドノヴァン(=パディ)がジムで積み重ねてきたハードワークの賜物だと述べる。
「ジムはこれ以上ない手本を望むことはできないだろう」とリーは付け加えた。「パディはこの世のすべての才能とスキルを持つ男だが、それでも完全に献身的な人間である。持ち前の資質と才能がありながらも、彼は100%“プロとしての生き方”を実践し、一切手を抜かず、偶然に任せることもしない。ジムが同じことをできるなら、彼もまた遠くまで行けるはずである。」