アリシア・バウムガードナーがジェイク・ポールの「モスト・バリュアブル・プロモーションズ(MVP)」と契約を締結した。
スーパーフェザー級統一王者のアリシア・バウムガードナー(15勝1敗、7KO)が、ジェイク・ポールのプロモーション団体MVPに所属することになった。MVPには、同じくポールのプロモーションと生涯契約を結んでいる7階級制覇王者アマンダ・セラノも所属している。
「私は常に自分に賭けることを信じてきた。MVPとの契約は、その旅の中での次の大きな一歩だ」とバウムガードナーは語った。
「MVPは女子ボクシングのリーダーであることを証明し、私のような選手が輝くための最大のチャンスを作り出している。」
「このパートナーシップは、私のキャリアだけじゃなく、私たちがこのスポーツに与えてる影響にとっても自然な流れだと思う。未来はもっと大きく広がったね。」
まだ確定ではないものの、バウムガードナーは7月11日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われるケイティ・テイラー対アマンダ・セラノのアンダーカードに出場すると見られている。
このイベントはNetflixでライブ配信される予定で、全試合が女子ボクサーによるラインナップとなっている。
バウムガードナーが注目を集めるようになったのは2021年、シェフィールドでテリー・ハーパーをKOし、WBC130ポンド級王座を獲得した時だった。
30歳のバウムガードナーは、その後ロンドンのO2アリーナでミカエラ・メイヤーと対戦し王座統一を果たし、2023年2月にはエルヘム・メカレドを下してスーパーフェザー級の統一王者となった。
2023年7月、クリスティーナ・リナダルトゥに対する初防衛戦の後、バウムガードナーは禁止薬物の陽性反応が検出された。
バウムガードナーは、禁止薬物を意図的に摂取したことを否定し、他の2つのサンプルは陰性だった。その後、WBCが不正行為がなかったと判断し、一時的な出場停止処分は解除された。