ライトヘビー級コンテンダーの
アルバート・ラミレスが、カナダ・モントリオールのモントリオール・カジノでマイケル・フラナリーを2ラウンドでストップした。
ザ・リング誌のライトヘビー級ランキングで6位にランクされているラミレスは、イギリス経由でタイから来たフラナリーに対して格の違いを見せつけた。33歳のベネズエラ人ラミレスは、初回に連打でフラナリーを倒し、試合を長引かせまいと決意。強烈な右アッパーカットを打ち込み、再びフラナリーを倒した。
フラナリー(13勝1敗、11KO)は立ち上がったものの、レフェリーは試合続行不可能と判断し、第2ラウンド1分39秒で試合をストップした。
ラミレス(21勝無敗、18KO)は、175ポンド級のトップファイターとのビッグマッチに向けて準備万端だ。ラミレスは4大団体すべてでトップ5にランクされており、WBAで3位、WBCとWBOで4位、IBFで5位につけている。
一方、強打を誇るライトヘビー級のメフメト・ウナルは、ヤン・チェルクレビッツとの試合を初回で片づけた。2016年のオリンピックでトルコ代表として出場したウナル(13勝無敗、11KO)は、チェルクレビッツ(14勝3敗、3KO)を3度倒し、レフェリーが試合を止めたのはラウンド終了4秒前の2分56秒だった。この勝利により、ウナルはWBCコンチネンタル・アメリカズ王座を獲得した。
世界ランク入りしているスーパーライト級のアルトゥール・ビヤルスラノフは、急遽代役となったアントニオ・コジャドに3ラウンドTKO勝ちを収め、精力的な活動を続けた。
過去1年間で5度目の試合となったビヤルスラノフ(19勝無敗、16KO)は、スペインのコジャドを4度倒して勝利を収めた。メインイベントのラミレス同様、次戦ではより高いレベルの相手を求めている。なお、粘り強さを見せたコジャドは19勝2敗(3KO)となった。
印象的な活躍を続けるモレノ・フェンデロは、スーパーミドル級の試合でクリスタプス・ブルマイスターズを初回で仕留めた。
26歳のサウスポー、フェンデロ(11勝無敗、9KO)はアマチュア時代から注目を集め、2023年世界選手権では銅メダルを獲得している。対戦相手のブルマイスターズ(ラトビア)は13勝4敗(5KO)となった。
カナダの2024年オリンピック銅メダリスト、ワイアット・サンフォードは、トーマス・ラストラに初回TKO勝ちを収めた。プロ戦績を2勝無敗(2KO)とし、6月27日のクリスチャン・ムビリ対マチェイ・スレッキのアンダーカードに出場予定。チリのラストラは初黒星を喫し、2勝1敗(1KO)となった。
まだキャリア初期ではあるが、ジュニアライト級のエリック・イスラエリヤンは注目株だ。アルメニア出身のイスラエリヤンは、強烈な右ストレートでアレックス・ギャニョン(0勝3敗1分)をノックアウトし、戦績を2勝無敗(2KO)とした。
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