当初、アギット・カバエルには次戦の日程と開催地だけが知らされていた。

しかし現在、この無敗のヘビー級コンテンダーに対戦相手が決定した。

「ザ・リング・マガジン」は、ドイツ紙ビルトが月曜日に報じた内容を確認した。それによると、アギット・カバエルの凱旋試合は1月10日、ドイツ・オーバーハウゼンのルドルフ・ウェーバー・アリーナでダミアン・クニーバを相手に行われる。試合の模様はDAZNで世界同時配信される予定だ。

身長6フィート8インチ（約203センチ）のダミアン・クニーバ（17勝0敗、11KO）は、ポーランド出身で、現在は米国ニュージャージー州北部を拠点にトレーニングを行っている。今回、アギット・カバエル（26勝0敗、18KO）との対戦で、大きなレベルアップの試練に挑むことになる。33歳のカバエルはWBCヘビー級暫定王者であり、Ringのオレクサンドル・ウシク（統一王者）に次ぐランキング第3位のコンテンダーとして位置づけられている。

クニーバは10月18日、ブルックリンのバークレイズ・センターでジョーイ・ダウェイコ（28勝14敗4分、16KO）をノックアウトし、最新の勝利を手にした。判定でも大差の勝利が見込まれていたが、クニーバは最終盤のラウンドでダウェイコを仕留め、ジャッジの判断を不要にした。

カバエルはここ数年、まるで憑かれたような勢いで戦っている。

ドイツ出身のカバエルは、アルスランベク・マフムドフ、フランク・サンチェス、ジレイ・チャンといった強豪を相手に印象的なノックアウト勝利を収めており、無敗だったマフムドフとチャンをいずれもボディショットで沈めた。

一方、クニーバのトレーナーは、元ライトヘビー級ボクサーで現在はジレイ・チャンのチーフセコンドも務めるショーン・ジョージである。