2024年のアメリカ代表としてオリンピックに出場し銅メダルを獲得したオマリ・ジョーンズは、2028年夏の大会への再挑戦も一時は考えたが、最終的にはその時点で世界チャンピオンになることを新たな目標に据えた。
22歳のオーランド出身であるジョーンズは、3月15日にプロデビュー戦を迎え、アレッシオ・マストロヌンツィオを2回KOで下して華々しいスタートを切った。
マッチルーム・ボクシングがプロモートするこのウェルター級の新星は、間を置かずに再びリングに戻る。ジョーンズ(1勝0敗、1KO)は、今週土曜、6回戦としてウィリアム・ジャクソン(13勝5敗2分、5KO)との一戦に臨む。この試合は、DAZNで配信されるジャロン・エニス対エイマンタス・スタニオニスによるウェルター級統一戦のアンダーカードとして、アトランティックシティのボードウォーク・ホールで行われる。
「ジムに居続けるのが大好きだし、すぐに次の試合に向けて動き出すのは全く苦じゃない」とジョーンズは『ザ・リング・マガジン』のインタビューで語った。「まだプロの世界を学んでいる最中だけど、自分のスキルは今の時点でも多くの相手に通用すると感じている。タイミングが来たと思えば、次のステップに進むつもりだ。」
ジョーンズは、2028年ロサンゼルス・オリンピックでの金メダル獲得に興味を持っていたが、パリで銅メダルを獲得した直後、エディ・ハーンが現地でジョーンズに接触し、有望株としてプロ契約を結んだ。
「エディが誰よりも自分をマッチルームに迎え入れたいと思ってくれているのが伝わった」とジョーンズは語った。「彼らなら、僕をスーパースターにしてくれると信じている。僕は努力家だし、姿勢や振る舞いにも自信がある。そうした要素がすべて揃っていれば、僕は次のスーパースターになれると思っている。」
ジョーンズがプロデビューを果たす前、オリンピックのボクシング競技は存続の危機に立たされていた。しかしその後、正式に夏季五輪の競技として復帰が決定している。
「確かに地元開催だけど、それだとあと4年も待たなきゃいけない」とジョーンズは語った。「自分たちが立てた計画と目標に沿って進めば、望む場所にたどり着くのに時間はかからないと思っている。2028年までに世界チャンピオンになれると信じているし、それより早く実現する可能性もあると思っているよ。」
Manouk Akopyan は『ザ・リング・マガジン』のリードライター。X(旧Twitter)およびInstagramでは @ManoukAkopyan で連絡可能。