イングランド・ブライトン発――ティーンスターの
アダム・マカは、なぜ自分がすでにRing P4Pランキング2位の
井上尚弥を倒せると信じているのか、その理由を語った。
プロ初の英国開催となる試合は9月6日にサンダーランドで行われる予定だが、対戦相手はまだ決まっていない。そんな中でマカが「もし向かい側のコーナーに完全統一王者の井上がいたとしても、ベルトは俺の故郷ブライトンに戻る」と宣言し、驚きを呼んだ。
そして現在、「ザ・リング・マガジン」のルイス・ハートとのインタビューで、この若きバンタム級は自らの大言が単なるハッタリではないと強調した。
井上にすでに勝てると本気で信じているのかと問われると、彼はこう答えた。
「そう、信じている。俺にポリグラフをかけてみろ」
「10回戦でも12回戦でも、俺を倒せる奴はいないと思っている。それが絶対の自信だ。自分の能力とフィットネスに自信を持っている。ハードに練習し、ハードに働いてきた。俺以上に努力している奴はいないと思う。だからこそ自信がある」
「チームが手綱を引いて正しい方向に導いてくれている。すぐにビッグファイトに臨むわけじゃないのは分かっている。そこへ向けて積み上げていくし、その周りでハイプを高めていくんだ。数年後に井上と対戦することになれば、俺が言ってきたことはよく知られているはずだし、みんな俺がそう言ったことを分かっているよ」
現実には、たとえ理想的な展開になったとしても、マカが世界タイトル戦線に加わるにはまだ数年はかかる。それでもプロモーターのエディ・ハーンは彼を「自然の異常現象(フリーク・オブ・ネイチャー)」と評している。
次戦はパット・マコーマック対ミゲル・パラ戦のアンダーカードで行われ、マカはDAZNのライブ中継で再び勝利を収めることを期待している。
彼は続けてこう語った。「当然『相手はただの三流だ』なんて言う人もいるだろう。でもこれは修行の期間なんだ。だから一戦一戦、勝利を重ねていってビッグファイトにつなげていく。正しい形で積み上げていけるなら、それで大いに満足だ」
「もちろん、これが今の俺の人生そのものだ。学校もなければ大学もない。ただジム、食事、ジム、睡眠、その繰り返しさ。悪くない人生だろう?」
「デビュー戦はMSGだったから最高のスタートを切れたし、その後は期待通りだ。眩しいライト、カメラ、そしてひたすら練習に打ち込んできた」
「アクティブでい続けて試合をこなせるなら場所なんて気にしない。裏庭だって構わない。リングはリング、試合は試合だ」