バージニア州ノーフォーク発――元WBOライト級王者のキーショーン・デイビスが前日、
計量失格により王座を剥奪された翌日、弟のキオン・デイビスが地元ファンの期待に応える。
キオン・デイビスがマイケル・ベレスをストップする
23歳のウェルター級有望株キオン・デイビスが、スコープ・アリーナにてマイケル・ベレスを2ラウンドに2度倒し、ボディショットで試合をストップさせる。試合は6回戦で予定されていたが、レフェリーのビル・クランシーが2ラウンド2分22秒、ベレスがデイビスの左ボディから回復できなかったため試合を止めた。
地元ノーフォーク出身のデイビス(4勝無敗3KO)は、兄とともに出場予定だったこの夜に鮮やかな勝利を挙げ、地元ファンを熱狂させた。プエルトリコ出身のベレス(3勝1敗2KO)はプロ初黒星を喫した。
また、デイビスのもう一人の兄でサウスポーのケルビン・デイビス(15勝無敗8KO)は、この日の夜遅くにナヒール・オールブライト(16勝2敗7KO、1無効試合)との10回戦ジュニアウェルター級マッチに臨む予定。ESPNはこの試合をダブルヘッダーのセミファイナルとして放送し、メインイベントでは、ライト級コンテンダーでクリーブランド出身のサウスポー、アブドゥラ・メイソン(18勝無敗16KO)と、ナミビア出身のジェレマイア・ナカティラ(26勝4敗21KO)が10回戦を行う。
ユーリ・セデーニョがアベル・ミナをストップする
土曜夜の前半、ミドル級のユーリ・セデーニョがアベル・ミナを一方的な展開の末にストップする。
セデーニョの左が5ラウンド中盤前にミナをダウンさせた。ミナは立ち上がったものの、それまでの10回戦ではまったく主導権を握れず、第6ラウンド開始前に陣営が試合を止めた。
ドミニカ共和国出身のセデーニョ(12勝無敗1分11KO)は、これで5試合連続のノックアウト勝利。エクアドル・キト出身のミナ(18勝4敗1分9KO)は、プロキャリア6年で2度目のKO負けを喫した。
デリック・デイビスがナヒーム・パーカーを仕留める
土曜夜のひとつ前の試合では、ライト級の有望株デリック・デイビスが、6回戦の第2ラウンド終了直前に強烈な左ボディを叩き込み、ナヒーム・パーカーをストップする。
この強打によりパーカーはグローブと膝をマットにつき、カウントを聞き終えることができなかった。
メリーランド州フォートワシントン出身のデイビスは、これで戦績を7勝無敗(7KO)とし、全勝・全KOを維持。一方、ニュージャージー州カムデン出身のパーカー(5勝3敗2KO)は、過去8週間で2度目のKO負けを喫した。
パトリック・オコナーがマーカス・スミスをTKOで下す
メイソン対ナカティラのアンダーカード第1試合で、クルーザー級のパトリック・オコナーがプロデビュー戦を2ラウンドTKOで飾る。
メリーランド州ウォルドーフ出身のオコナー(1勝無敗1KO)は、マーカス・スミスに左右の連打を浴びせ、ディフェンスを放棄したスミスを見たレフェリーのクランシーが試合を止めた。ストップは第2ラウンド2分3秒。
オハイオ州カーライル出身のスミス(2勝2敗2KO)は、これで2試合連続のTKO負けとなった。
Keith Idec はザ・リング・マガジンのシニアライター兼コラムニスト。Xでは @
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