今年初め、ドイツのプロモーション会社AGONスポーツが64年ぶりにプロボクシングをキューバへ復活させた。
実業家インゴ・フォルクマンが率いる同社は、11月29日にバラデロのホテル・メリア・インターナショナルで2度目の興行を開催する。
エリスランディ・アルバレスとラサロ・アルバレスというキューバの実力者に加え、世界ランク入りしているムーサ・ゴラムも出場する。
2024年のオリンピック金メダリスト、エリスランディ・アルバレス(5勝無敗、2KO)は、ロヘリオ・ヒメネス(14勝2敗1分、9KO)とジュニアウェルター級10回戦で対戦する。
同じくキューバ出身でオリンピック銅メダルを3度獲得しているラサロ・アルバレス(9勝無敗、5KO)は、ライト級でラウル・ガラビス(15勝3敗2分、9KO)と対戦する。
一方、ムーサ・ゴラム(24勝1敗、15KO)は、ラミロ・ゴンサレス(19勝2敗1分、13KO)とジュニアライト級10回戦で拳を交える。
「前回の大成功に続き、これからもキューバ・ボクシングの発展を後押ししていきたい」とインゴ・フォルクマンは
「ザ・リング・マガジン」に語った。
「今回も素晴らしい大会になるだろう。選手たちはそれぞれ次に向けて準備を進めている。前回はすでにそこで挑戦者決定戦を開催したが、今後はキューバのボクサーたちが世界タイトルを懸けて戦うチャンスを得られることを願っている。同じ場所に戻り、再び力強いイベントを開催できることにとても興奮している。」
ジュニアミドル級のユスニエル・ルイス(1勝無敗、1KO)は、9月のプロデビュー戦に続き再登場する。また、ドイツの新鋭マレク・セモ(2勝無敗、2KO)は、ミドル級6回戦でフリオ・ペレス(2勝無敗、1KO)と対戦する。
さらに、今年の世界選手権に出場したクルーザー級のネルソン・ウィリアムズをはじめ、複数のキューバ人アマチュア選手がプロデビューを果たす予定となっている。今年ナショナルタイトルを獲得したライトヘビー級のケイラー・ガルシア、オリンピアンのフェザー級サイデル・オルタ、そして世界選手権で2度の銅メダルを獲得し、2024年オリンピックでベスト8入りしたフライ級のアレハンドロ・クラロも出場予定だ。
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